2025.1.25
毎日の生活で欠かせない「睡眠」。仕事や子育てに忙しい毎日を元気に過ごすためには、良質な睡眠が何より大切です。特に小さなお子様のいるご家庭では、家族みんなが心地よく眠れる環境づくりに頭を悩ませているのではないでしょうか。今回は、快適な睡眠を実現するための住まいづくりのポイントを、照明計画を中心にご紹介していきます。
睡眠の質を左右するメラトニンのはたらき
快適な睡眠には「メラトニン」というホルモンが深く関係しています。メラトニンは脳の松果体から分泌され、体温を下げて眠りを促す重要な働きをしています。私たちが朝目覚めてから14~16時間ほど経つと分泌が始まり、自然な眠気を誘ってくれます。
照明計画で考える心地よい睡眠環境
このメラトニンの分泌は、光の影響を大きく受けることが分かっています。照度が500ルクス(夕暮れ時くらいの明るさ)を超えると、メラトニンの生成が抑えられてしまうのです。そのため、心地よい眠りのためには、生活リズムに合わせた丁寧な照明計画が大切になってきます。
住まいづくりに取り入れたい、快適な睡眠のためのポイントをご紹介します:
就寝2時間前からの光環境づくり
■リビングやダイニングの明るさを徐々に抑えられる調光機能
■やわらかな電球色の照明で、リラックスできる雰囲気づくり
■間接照明を活用した穏やかな空間演出
寝室に求められる適度な明るさ
実は、眠りに最適な明るさは約0.3ルクス。これは満月の夜とほぼ同じ明るさです。人類の長い歴史の中で培われてきた、最も安らかに眠れる環境と言えるでしょう。真っ暗な環境はかえって不安を感じさせ、特にお子様の眠りを妨げることもあります。
空間ごとの照明の使い分け
LDKのような広い空間では、場所ごとに照明を工夫することで、時間帯や用途に応じた快適な明るさを作り出せます:
■ダウンライトで空間全体を程よく照らす
■スポットライトで必要な箇所を明るく
■間接照明でくつろぎの空間を演出
注文住宅だからできる、きめ細やかな照明計画
注文住宅の魅力は、ご家族の暮らし方に合わせた細やかな照明計画ができること。例えば:
■お子様の成長に合わせて調整できる明るさ
■夫婦それぞれの就寝時間に配慮した照明設計
■ライフスタイルの変化も見据えた配線計画
良質な睡眠は、健やかな暮らしの土台となります。注文住宅では、照明一つをとっても、単に明るさを確保するだけでなく、ご家族の心地よい暮らしを支える大切な要素として計画することができます。
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