2026.9.10

同じ素材でも、昼の自然光の中で見るときと、照明を灯したあとでは、色や凹凸の見え方が変わります。
注文住宅の素材選びでは、「好きな色」「好みの柄」だけで決めるのではなく、どこに使い、何と組み合わせ、どのような光が当たるのかまで考えておくことが大切です。
壁や床、天井、キッチン。それぞれの素材と光の関係から、住まいの印象を考えてみましょう。
窓から自然光が入る昼間は、床や天井、壁などの色合いや柄を確認しやすい時間です。
木目を取り入れた天井と床に窓から光が入ると、木目の濃淡や方向が見えやすくなります。明るい壁と組み合わせることで、木目を広い面積に使いながらも、室内全体は明るい印象にまとめることができます。

また、時間帯によって光が差し込む位置が変われば、床の一部が明るく見えたり、木目の濃淡が強く感じられたりすることもあります。
素材を選ぶときは、カタログや小さなサンプルだけでなく、自然光の中で広い面積に使ったとき、どのように見えるのかにも目を向けておきたいところです。
石調やタイル調など、表面に凹凸のある仕上げは、光の当たり方によって陰影の出方が変わります。
壁を正面から均一に照らす場合と、上や横から壁面に沿って照らす場合では、同じ素材でも見え方は異なります。

そのため、アクセントになる壁を計画するときは、素材を決めるだけでなく、昼間にどこから光が入るのか、夜はどの位置から照明を当てるのかまで考えておきたいところです。
素材と照明を別々に選ぶのではなく、ひとつの空間として検討することで、壁面の凹凸や色の濃淡を生かした見せ方を考えやすくなります。
木や木目を生かした仕上げは、床だけでなく、天井やキッチンなどにも取り入れられます。
写真のように天井へ木目を使うと、白い壁や天井だけでまとめた空間とは異なり、視線を上げたときにも素材感を感じられます。
キッチンの扉や収納に木目を取り入れれば、床や天井とのつながりを持たせることもできます。

ただし、木目を使う場所を増やせばよいというわけではありません。
床、天井、建具、キッチンなど複数の場所に取り入れる場合は、色の濃淡や木目の方向、周囲の壁との組み合わせを確認することが大切です。
どこに木目を見せるのかを決めておくと、素材同士の違いもわかりやすくなります。
床は室内でも面積が大きく、空間に入ったときの印象に関わる部分です。
写真のようなヘリンボーン調の床は、木目の方向が一定ではなく、斜めに組み合わさることで床面に動きのある表情が生まれます。

床材を選ぶ際には、色や柄だけでなく、張り方や木目の方向にも注目してみるとよいでしょう。
特にLDKでは、キッチンやダイニングテーブル、ソファなどが入るため、床だけを単体で見るのではなく、家具を置いたあとの見え方まで想定しておくことが大切です。
ひとつの素材でまとめる方法もあれば、質感の異なる素材を組み合わせる方法もあります。
写真のキッチンのように、木目を生かした収納と細かなタイルを組み合わせると、それぞれの質感の違いがわかりやすくなります。

ここで大切なのは、使う素材の種類を増やすことではありません。
木目の大きさ、タイルの柄、カウンターの色、照明の位置などを一緒に見ながら、全体としてどのように見えるかを考えることです。
また、キッチンは毎日使う場所です。見た目だけでなく、汚れへの対応や掃除のしやすさも確認しておきましょう。素材によって特徴やお手入れ方法は異なるため、実際に採用する製品ごとに確認することが必要です。
家づくりでは、床材や壁材、クロスなどを小さなサンプルで比較する機会があります。
ただ、小さな面積で見たときと、壁や床の広い範囲に使ったときでは、色や柄の感じ方が異なる場合があります。
さらに、窓の位置や方角、照明の種類や配置によっても見え方は変わります。
だからこそ注文住宅では、
「どんな素材が好きか」だけでなく、
「どこに使うか」
「何と組み合わせるか」
「昼と夜にどう見えるか」
まで考えながら選ぶことが大切です。
素材の色や柄は写真でも確認できますが、表面の凹凸や光が当たったときの陰影、床や壁を広い面積で見たときの印象までは判断しにくいものです。
愛知で注文住宅を検討する際にも、実際の建物で素材と照明の組み合わせを見ておくと、自分たちが取り入れたいデザインを具体的に考えやすくなります。
玉善では、リアルサイズホームを実際に見学しながら、壁や床、天井の素材感、窓から入る自然光、照明を灯したときの見え方などを確認できます。
写真やサンプルだけではわかりにくい違いも、実際の空間に立つことで気づけることがあります。
これから素材や照明を考える方は、ぜひリアルサイズホームで実際の見え方を確かめながら、自分たちの住まいに取り入れたい組み合わせを探してみてください。
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