「リビングは明るく、開放的な空間にしたい」
「でも、お隣さんや通りからの視線はちょっと気になる…」
「せっかく家を建てるなら、ありきたりじゃない、おしゃれなデザインにこだわりたい」

家づくりを考えるとき、こんな悩みをお聞きします。特に注文住宅では、窓のデザインが大切です。リビングやお客様を迎える空間の印象に、大きく影響します。

今回は、注文住宅の窓の魅力と、快適でおしゃれな暮らしを実現するポイントをご紹介します。

窓の役割は「光」と「風」だけではありません

家づくりにおいて、窓に求められる役割と聞いて、皆さまは何を思い浮かべるでしょうか。

「太陽の光をたくさん取り入れたい」
「風通しが良いと気持ちいい」

もちろんこれらは重要です。日当たりが良く、風が通る家は、家族の心と体に良い影響を与えます。

しかし、その一方で、
「大きな窓にしたら外からの視線が気になり、カーテンを閉めっぱなし」
「西日が強すぎて、夏はエアコンが効きにくい」
「家具を置きたい場所に窓があって、レイアウトが難しい」
…といった「後悔」の声が聞かれるのも、また事実です。

特に小さなお子様がいる家庭では、プライバシーと明るさの両立が課題です。

注文住宅だからできる「光と影をデザインする」窓

私たち玉善がご提案する注文住宅の窓は、単に「穴を開けて光を取り入れる」ためのものではありません。

窓の「カタチ」や「大きさ」、そして「配置するイチ」によって、空間にどのような光が、どの時間帯に、どれくらい入ってくるかを計算し、時にはあえて光を絞ることで「影」の美しさを際立たせる。そんな「光と影のコントラスト」そのものをデザインするのが、私たちの家づくりです。

例えば、視線が遠くまで抜けるように窓を配置すれば、お部屋は実際の面積以上に広々と感じられます（空間の抜け感）。また、あえて視線を遮る位置に壁を設け、その先に窓を配置することで、空間に奥行きと期待感を持たせる（視線の抜け）こともできます。

このように、機能性（採光・通風・プライバシー）を満たしながら、空間をより美しく、より豊かに演出すること。それが、注文住宅における「窓まわりデザイン」の醍醐味です。

【事例】おしゃれと快適を両立する、窓まわりのアイデア

具体的に、どのようなテクニックがあるのでしょうか。玉善の施工事例と共にご紹介します。

1. 「縦スリット窓」で、都会的な上質感を

最近、スタイリッシュな外観や内装デザインで人気なのが「縦スリット窓」です。 その魅力は、デザイン性だけではありません。縦に細長い形状は、外部からの視線を効果的に遮りながら、室内の奥まで光を届けてくれます。

例えば、都市部の住宅密集地や、道路に面した壁であっても、プライバシーを守りつつ、安定した光を取り入れることが可能です。また、お子様が窓から身を乗り出したり、よじ登ったりする心配が少ないという点も、子育て中のご家族にとって安心できるポイントかもしれません。

2. 「ハイサッシ」で、圧倒的な開放感を

「ハイサッシ」とは、床から天井近くまで高さのある窓のことです。 最大のメリットは、なんといってもその開放感。視線が上下に大きく抜けるため、リビングなどが実際の面積以上に広く、伸びやかに感じられます。

「こんなに大きな窓だと、断熱性やプライバシーが心配…」と思われるかもしれませんが、ご安心ください。現在の注文住宅では、高性能な複層ガラスや樹脂サッシが標準的になっており、断熱性は格段に向上しています。また、隣家が近い場合は、視線がぶつからない位置（例えば、お庭や空が見える方向）に配置を計画することが重要です。

3. 「高窓（ハイサイドライト）」や「地窓」で、視線をコントロール

プライバシーを特に確保したい寝室や水まわり、あるいは隣家との距離が近い場所では、「高窓（ハイサイドライト）」や「地窓」も効果的です。

高い位置にある高窓は、安定した北側の光を取り入れたり、夏場の熱い日差しを避けながら通風を確保したりするのに役立ちます。一方、低い位置にある地窓は、足元から柔らかな光を取り入れ、空間に落ち着きと和の趣をもたらしてくれます。どちらも、外からの視線を気にすることなく、光と風の恩恵を受けられる、賢い窓の配置です。

4. 「窓＋間接照明」で、夜の表情も美しく

日中の光の入り方だけでなく、「夜、どんな空間で過ごしたいか」をイメージすることも大切です。

例えば、縦スリット窓やバーティカルブラインド（縦型のブラインド）のラインと、天井の間接照明のラインを美しく揃える。そうすることで、夜は照明の光が壁やカーテンに陰影を作り出し、日中とは違った、上質で落ち着いた空間を演出できます。

ご夫婦でゆっくりと映画を見たり、お子様が寝静まったあとに、夫婦ふたりの時間を楽しんだり…。そんな暮らしのシーンまで想像しながら、照明計画と合わせて窓をデザインしていくのです。

「なんとなく」で窓を決めないために

住まいの印象、そして暮らしの快適性を大きく左右する「窓」。
「この方角だから、なんとなくこのくらいの大きさの窓を」と決めてしまうのは、非常にもったいないことです。

その土地の環境（日差しの入り方、隣家や道路との関係）を読み解き、お客様が新しい家でどのような暮らしをしたいのかを丁寧にヒアリングする。そして、光と影、空間の抜け感、視線の抜け、そのすべてを緻密にデザインする。 それが、玉善の注文住宅です。

「私たちの場合、どんな窓が合っているんだろう？」 そんな疑問やご希望も、ぜひお気軽にお聞かせください。

玉善では愛知県内に常時100棟以上の分譲住宅を販売しておりますので、玉善で注文住宅をご検討されるお客様は、リアルサイズのモデルハウスを多数ご見学いただけます。

下記よりご希望の地域（名古屋、尾張、西三河、東三河）をご選択いただけましたら、担当者より改めて内覧いただけるモデルハウスをご紹介させていただきます。