2025.10.30

「お洒落な家に住みたい」 注文住宅をご検討される方の多くが、そう願うことでしょう。しかし、写真映えするデザインや、目を引く奇抜な間取りだけが、本当に「良い家」の条件なのでしょうか。実際に毎日を過ごす場所だからこそ、私たちは「心地よさ」という、目には見えにくい価値が大切だと考えています。
「なんだか、この家は居心地がいいな」 そう感じていただける空間には、必ず理由があります。それは、一つひとつの細やかな設計の積み重ね。今回は、日進市に建てられた一棟の住宅を例に、暮らしの質を豊かにする、玉善の「細部へのこだわり」を紐解いていきます。

このお住まいのLDKに入ると、多くの人がまず「広々としていて気持ちがいい」と感じるはずです。しかし、その感覚は、単に部屋の帖数が広いから、だけではありません。空間をより広く、心地よく感じさせるための、計算された設計の工夫が隠されています。
一つは、天井のデザインです。リビングの天井は、中央部を一段高くした「折り上げ天井」を採用。これだけで、視線が自然と上へと抜け、空間に縦の広がりが生まれます。さらに、照明をすべて天井埋め込みの「ダウンライト」に統一することで、凹凸のないすっきりとした天井面を実現。圧迫感をなくし、さらなる開放感を演出しています。
もう一つの工夫が、ホールからリビングへと繋がる扉です。一般的なドアよりも背の高い「ハイドア」を採用することで、視覚的な抜けが良くなり、部屋に入った瞬間に感じる空間の広がりを、より一層印象的なものにしています。これらの細やかなテクニックが、帖数という数字以上の「体感的な広さ」を生み出しているのです。

デザインの心地よさは、広さだけでは作れません。この家が持つオーガニックで温かみのある「空気感」は、素材選びと、実用的な機能への配慮から生まれています。
LDKの折り上げ天井には、床の色調と合わせた木目調のクロスを採用しました。床と天井という、空間の上下を同じテイストで繋ぐことで、まるで包み込まれるような安心感と、カフェのようなリラックスできる雰囲気を両立させています。

また、主寝室にあるウォークインクローゼットにも、暮らしやすさのためのアイデアが。あえてクローゼットの上部を開けた設計にすることで、寝室の窓からの光が収納内部にも届き、衣類が見やすくなります。それだけでなく、自然と空気が循環するため、湿気がこもりにくくなり、大切なお洋服を良好な環境で保管できるというメリットも生まれます。
デザインの美しさはもちろん、そこで実際に生活する上での快適性や機能性まで考え抜くこと。この積み重ねこそが、玉善が考える「心地よい家」の基本です。
玉善では愛知県内に常時100棟以上の分譲住宅を販売しておりますので、玉善で注文住宅をご検討されるお客様は、リアルサイズのモデルハウスを多数ご見学いただけます。どんな場所にどんな建物があるのか、下の地域から是非チェックしてみてください!
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