2025.10.23

私たちの暮らしや働き方が変化する中で、「家で過ごす時間」の価値は、以前にも増して大切なものになりました。心からリラックスできる、自分たちだけのサンクチュアリ。そんな住まいへの想いは、多くの人が共有する願いではないでしょうか。
「もっと家に、開放感が欲しい」 「外の空気に触れながら、プライベートな時間を過ごしたい」
その答えは、部屋数を増やすことだけにあるわけではありません。答えは、「LDKと庭を一体化させる」という、新しい発想の中にあります。
今回は、室内のリビングとひと続きになった、タイルデッキのテラス、いわゆる「アウトドアリビング」を設えることで、日々の暮らしに、驚くほどの広がりと豊かさをもたらした住まいをご紹介します。

リビングに面した大きな窓を開け放つと、そこには、室内のフローリングと高さがそろえられた、美しいタイルデッキの空間が広がります。内と外を隔てる段差や壁がないため、LDKがそのまま外へとシームレスに繋がり、まるで「もう一つのリビング」が生まれたかのような、圧倒的な開放感が生まれるのです。
この空間は、まさに家族の自由なキャンバス。 天気の良い朝には、ここで朝食を。昼下がりには、お気に入りの椅子に腰かけて、読書やティータイムを楽しむ。子供たちにとっては、目が届く範囲で安全に遊べる、最高の遊び場になります。
家の中にいながら、いつでも気軽に外の空気と光を感じられる。この心地よい繋がりが、日々の暮らしに、これまでになかった彩りを与えてくれます。

「外に開かれた空間は、素敵だけれど、外からの視線が気になる…」 特に住宅が隣接するエリアでは、そうした不安を感じる方も多いでしょう。このアウトドアリビングが、心からの安らぎの場となり得るのは、プライバシーを守るための、緻密な計算があるからです。
・視線を遮り、光と風を通す「縦格子フェンス」 テラスの周囲には、デザイン性の高い「縦格子」のフェンスを配置しました。 solidな壁とは異なり、縦格子は、外からの直接的な視線はしっかりと遮りながらも、光と風は心地よく通してくれます。これにより、プライベート感は確保しつつ、閉鎖的にならない、抜け感のある空間を実現しています。
・潤いと目隠しを兼ねる「植栽」 さらに、フェンスの内と外には、高低差をつけて植栽を配置。この緑が、無機質になりがちな空間に潤いと生命感を与えると同時に、より自然な形で視線を遮る、優しい目隠しの役割を果たしてくれます。

このアウトドアリビングが、その真価を最も発揮するのは、陽が落ちてからの時間かもしれません。
壁面を優しく照らすブラケットライト。軒下からテラスを灯すダウンライト。そして、リビングから漏れる温かい光。これらが一体となって、昼間の爽やかな雰囲気とは全く異なる、上質でドラマチックな夜の表情を創り出します。
ライトアップされたシンボルツリーの影が壁に映り込み、まるで一枚のアートのよう。 リビングのソファからこの景色を眺める時間。あるいは、テラスの椅子に腰かけて、静かに夜風を感じる時間。それは、日々の喧騒から解放され、自分自身を取り戻すための、何にも代えがたい贅沢なひとときとなるでしょう。
家の中に「外」を取り込むことで、暮らしはもっと豊かになる。 注文住宅なら、その土地の条件や、ご家族のライフスタイルに合わせて、日々の暮らしを最高に愉しむための、世界に一つだけのアウトドアリビングをデザインすることができます。
私たち玉善の設計士は、お客様との対話を通じて、こうしたプラスαの空間がもたらす価値を、一つひとつ丁寧に形にしていきます。
玉善では愛知県内に常時100棟以上の分譲住宅を販売しておりますので、玉善で注文住宅をご検討されるお客様は、リアルサイズのモデルハウスを多数ご見学いただけます。どんな場所にどんな建物があるのか、下の地域から是非チェックしてみてください!
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