2025.11.27

「リビングでお子さまがおもちゃを広げると、あっという間に足の踏み場が…」
「フローリングの上でそのままお昼寝させるのは、ちょっと体が痛くないかしら?」
「両親が泊まりに来てくれた時、ゆっくり休んでもらうお部屋はどうしよう?」
注文住宅の家づくりで、こうしたお声をよくお聞きします。 特に、小さなお子さまがいらっしゃるご家庭では、リビング横の「和室」を設けるべきか、悩まれることも多いですよね。
リビングは家族みんなが集まる場所です。 だからこそ、広く快適にしたいですよね。 でも、お子さまの成長やライフスタイルの変化を考えるとどうでしょう。 「もう一部屋」あると便利な場面も多いはずです。
実は、そんな理想を叶えてくれる空間があります。 それが、リビングとゆるやかに繋がる「和室(畳コーナー)」のある住まいです。
今回は、注文住宅で再び人気が高まっている「和室」の魅力をご紹介します。 現代の暮らしに寄り添う、その使い勝手の良さをご覧ください。
かつて和室といえば、どんなイメージでしたか? お客様をお通しする「客間」や「仏間」といった、少し特別な場所だったかもしれません。
しかし、最近の注文住宅で求められる和室は違います。 その役割が大きく変わってきているのです。
それは、「家族みんなが日常的に使える、多目的なスペース」。 これが、現代の和室が持つ新しい役割です。
特に30代の子育て世代のご夫婦からは、多くのご要望をいただきます。 私たち玉善が家づくりをお手伝いする中でも、「LDKと一体的に使える畳スペースが欲しい」というお声はとても多いです。
リビングのフローリングとは異なる、畳ならではの感覚。 その温かみや柔らかさが、心地よいですよね。 そして、時には仕切って個室にもなる柔軟性も魅力です。
こうした特徴が、慌ただしくも愛おしい子育て期の暮らしにフィットします。 不思議なくらい、しっくりと馴染むのです。
「和室は使わないかも」「お掃除が大変そう」。 もし、そう迷われているなら、ぜひ続きをご覧ください。 きっと「こんな使い方があったんだ!」と思っていただけるはずです。

LDKのそばにある和室は、お子さまの「特等席」です。
<お子さまの安全な遊び場・お昼寝スペースとして> まず、なんといっても畳の魅力は、その適度なクッション性です。 まだお座りやハイハイがおぼつかない時期でも安心です。 畳の上なら、安心して見守れますよね。
フローリングと違い、クッション性があります。 夢中になって遊んでいて、ゴロンと転がっても安心です。 そして、遊び疲れたら、そのまま気持ちよくお昼寝タイム。
キッチンで家事をしながら。リビングでくつろぎながら。 そんな時でも、すぐそばにお子さまの気配を感じられます。 これは、何よりの安心に繋がりますよね。
<「ちょっとした」家事スペースとして> お子さまがお昼寝している間に、家事も進められます。 そばで洗濯物を畳んだり、アイロンをかけたりするのに便利です。 広い畳スペースなら、家族全員分の洗濯物も一度に広げられます。
あえて「小上がり」の和室にするのもおすすめです。実際に、 段差部分に腰掛けて作業をすると、とても楽です。 この小上がりは、実は多機能です。例えば、 お子さまが座ってお絵描きをしたり、絵本を読んだり。 そんな時にも、ちょうど良い高さだったりします。

LDKと繋がる和室には、最大の魅力があります。 それは、「空間の表情を自由に変えられること」かもしれません。
<開け放てば、開放的な「一体空間」に> 普段は引き戸を開け放ってみましょう。 LDKと一体の空間として使えば、開放感が生まれます。 実際の帖数以上に、お部屋が広く感じられます。
お子さまが畳スペースで遊び、パパやママはソファでくつろぐ。 同じ空間にいながら、それぞれが心地よい距離感で過ごせます。 お雛様や五月人形など、季節の飾りつけにもぴったりです。
<引き戸を閉めれば、落ち着いた「個室」に> そして、いざという時には引き戸を閉める。 たったそれだけです。 和室は独立した一部屋として、その役割を果たしてくれます。
例えば、ご両親やお友達が泊まりに来た時の客間として。 リビングを通らずに休んでもらえる間取りも工夫できます。 そうすれば、お互いに気兼ねなく過ごせますね。
また、時にはパパやママが集中したい時のワークスペースとして。 お子さまがリビングでテレビを見ていても大丈夫。 一枚扉があるだけで、ぐっと集中力が高まります。
さらに、ご家族が体調を崩してしまった時にも役立ちます。 これはあまり考えたくないことですが、とても重要です。 リビングのそばでありながら、隔離できる療養スペースになるのです。 こんな時、和室は非常に重宝します。
このように、空間の役割を柔軟に変えられるのが和室です。 その時々のライフスタイルやご家族の状況に、合わせることができます。 それこそが、現代の注文住宅において和室が愛される理由なのです。

ひとくちに和室と言っても、そのデザインは様々です。 注文住宅なら、ご家族の好みやライフスタイルに合わせられます。 LDK全体の雰囲気と調和した和室をつくることができます。
例えば、畳の縁(へり)がない「琉球畳」はいかがでしょう。 これを選ぶだけで、モダンで洗練された印象になります。 畳の色も、伝統的な若草色だけではありません。 グレーやブラウン、ネイビーなど、多彩なカラーから選べます。
LDKの床材や壁紙の色とトーンを合わせてみましょう。 一体感が生まれ、とてもおしゃれな空間に仕上がります。
また、床の高さも大きなポイントです。 先ほども少し触れましたが、2つのタイプがあります。 リビングと高さを合わせる「フラット」タイプ。 または、段差を設ける「小上がり」タイプです。
フラットタイプには、メリットがたくさんあります。 お掃除ロボットがそのまま使えますし、お子さまがつまずく心配もありません。 小上がりタイプも魅力的です。 腰掛けやすいですし、段差の下を大容量の収納スペースとして活用できます。

どちらが良いかは、ご家族の使い方によって変わってきます。 お客様の「こんな風に使いたい」というイメージを、ぜひ私たちに教えてください。
玉善では愛知県内に常時100棟以上の分譲住宅を販売しておりますので、玉善で注文住宅をご検討されるお客様は、リアルサイズのモデルハウスを多数ご見学いただけます。
下記よりご希望の地域(名古屋、尾張、西三河、東三河)をご選択いただけましたら、担当者より改めて内覧いただけるモデルハウスをご紹介させていただきます。
受付時間: AM9:00〜PM6:00