2025.11.13
「リビングから緑を眺めて、ほっと一息つきたい」
「子供に四季の移ろいを肌で感じさせてあげたい」
「プライベートな空間で、周りの視線を気にせず過ごしたい」
こんな声を、お客様からよくお聞きします。そんな理想を叶えてくれるのが、住まいに小さな自然を取り込む「坪庭」です。今回は、注文住宅で人気が高まっている坪庭の魅力と、後悔しないためのポイントをご紹介させていただきます。

坪庭と聞くと、どのようなイメージをお持ちでしょうか。「なんだか管理が大変そう」「広い土地がないと難しいのでは?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、坪庭はわずか一坪ほどのスペースからでも作ることができ、私たちの暮らしに想像以上の豊かさをもたらしてくれます。
・光と風を招き入れる、明るく開放的な空間に 住宅が密集している都市部では、隣家との距離が近く、大きな窓を設けても十分な光や風を取り込むのが難しい場合があります。そんなとき、家の内側に坪庭を設けることで、プライバシーを守りながら、どの部屋にも心地よい自然光と爽やかな風を届けることができます。リビングに面して坪庭を設ければ、室内と屋外がゆるやかにつながり、帖数以上の開放感が生まれるでしょう。
・家族のコミュニケーションが生まれる場所に 坪庭は、家族のコミュニケーションを育む場所にもなります。例えば、お子様と一緒に植物に水をあげたり、季節の花を植え替えたり。土や緑に触れる体験は、お子様の五感を刺激し、豊かな感性を育んでくれるはずです。また、夜にはライトアップして、夫婦水入らずで晩酌を楽しむ癒やしの空間にすることも。家族の成長に合わせて、様々な楽しみ方ができるのも坪庭の魅力です。

魅力あふれる坪庭ですが、計画段階でいくつか押さえておきたいポイントがあります。長く愛せる坪庭にするために、ぜひ参考にしてみてください。
1. 日当たりと水はけの確認 植物を育てる上で、日当たりと水はけは非常に重要です。どの時間帯に、どのくらい日が当たるのか、雨が降った際に水が溜まらないかなど、設計段階でしっかりとシミュレーションしておきましょう。日陰になりやすい場所であれば、シェードガーデン(日陰の庭)向きの植物を選ぶなど、環境に合わせた植栽計画が大切です。
2. メンテナンスのしやすさを考える 「せっかく作ったのに、手入れが行き届かず雑草だらけに…」ということにならないよう、メンテナンスのしやすさも考慮しましょう。例えば、水道の蛇口を近くに設置したり、掃除道具をしまっておく小さな収納を設けたり。また、落ち葉の掃除が大変な落葉樹は避ける、防草シートを活用するなど、無理なく管理できる計画を立てることが、美しい坪庭を維持するコツです。
3. 室内からの「見え方」を意識する 坪庭は、室内から眺めて楽しむ「観賞用」の庭でもあります。リビングのソファに座ったとき、キッチンで料理をしているとき、どこからどのように見えるのかを具体的にイメージすることが重要です。窓の大きさや配置、照明計画によって、坪庭はまるで一枚の絵画のようにもなります。夜間のライトアップも考慮に入れると、昼間とは違った幻想的な雰囲気を楽しめます。

例えば、朝。坪庭の緑を眺めながらコーヒーを一杯。鳥のさえずりを聞きながら一日をスタートできたら、とても素敵だと思いませんか。 休日には、お子様が坪庭で安全に水遊びをする姿を、リビングから安心して見守ることができます。 夏には、坪庭に面した縁側で夕涼みをしながら、家族で花火を楽しむのも良い思い出になるでしょう。
このように、坪庭は単なる「庭」ではなく、家族の暮らしに潤いと彩りを与えてくれる特別な空間なのです。

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