2025.8.7
私たちの働き方が大きく変化し、「家で仕事をする」というスタイルがすっかり定着した現代。それに伴い、家づくりにおける空間の優先順位にも、新しい価値観が生まれています。その筆頭が、集中できる「書斎・ワークスペース」の存在ではないでしょうか。
「仕事に集中したいけど、リビングでは難しい」 「専用の部屋が欲しいけれど、家族との繋がりも大切にしたい」 「仕事が終わったら、スッキリと気持ちを切り替えたい」
そんな想いを抱えている方に、ぜひご覧いただきたいのが、寝室の一角に設けられた、美しく機能的な書斎スペースです。今回はこの事例をもとに、暮らしの中に「集中」と「リラックス」の時間を巧みに共存させる、注文住宅ならではの設計アイデアをご紹介します。
一言で「ワークスペース」といっても、その最適な場所や形は、ご家族のライフスタイルや働き方によって様々です。注文住宅では、例えば次のような多様な選択肢の中から、ご自身にぴったりの場所を選ぶことができます。
今回は、この「寝室併設タイプ」の成功の秘訣を、詳しく見ていきましょう。
この住まいでまず目を引くのは、寝室の開放感です。高天井や勾配天井を採用することで、空間に縦方向の伸びやかさが生まれ、心からリラックスできる雰囲気を創り出しています。そして、その一角に、まるで秘密の隠れ家へと続くような扉が設えられています。
・美しく「隠す」デザイン この扉の向こうが、今回ご紹介する書斎スペースです。設計のポイントは、書斎を使わないときに扉を閉めると、その存在がすっと消え、寝室の壁と一体化して見えること。生活感の出やすいワークスペースを美しく「隠す」ことで、寝室本来の役割である「安らぎの空間」としての静けさや上質さを損なわないよう、細やかに配慮されています。
・「集中」をデザインする そして扉を開けると、そこには落ち着いたトーンで統一された、自分だけの「集中空間」が広がります。カウンター、壁、そして頭上の棚まで、深みのあるダークな木目調でコーディネート。余計なものが視界に入らない、適度な「こもり感」のある空間は、驚くほど仕事に集中できる環境を生み出します。まるで自分だけの城や、愛用の万年筆が似合う書斎、あるいは飛行機のコクピットのような、特別な場所です。
リモートワークにおいて、集中できる環境と同じくらい大切なのが、適度な「気分転換」です。ずっと同じ場所に閉じこもっていると、思考も体も凝り固まってしまいます。
その点も、この書斎は抜かりありません。窓の外には、ささやかながらも、自分だけが使える「プライベートバルコニー」が設けられています。
仕事に行き詰まったとき。少し疲れたと感じたとき。 椅子から立ち上がってバルコニーに出れば、心地よい外の風が頬を撫で、新しいアイデアや、もうひと頑張りする活力を与えてくれるでしょう。コーヒーを片手に空を見上げるほんの数分が、ONとOFFの気持ちの切り替えをスムーズにし、仕事の効率を格段に上げてくれるはずです。
この小さなバルコニーは、単なる「屋外スペース」ではありません。暮らしの質を豊かにする、何物にも代えがたい「心の余白」となってくれるのです。
いかがでしたでしょうか。 理想のワークスペースの形は、十人十色です。だからこそ、注文住宅で家を建てるなら、ぜひご自身の働き方や性格に合わせた、世界に一つだけの場所づくりにこだわってみてください。
カウンターの高さや奥行き、必要な収納の量、パソコンやプリンターのためのコンセントの位置、そして、集中力を高める照明の色。そのすべてを、あなたのためだけにオーダーメイドできるのが、注文住宅の最大の魅力です。
私たち玉善の設計士は、お客様一人ひとりの暮らしに寄り添い、集中する時間も、リラックスする時間も、その両方を豊かにする空間づくりをお手伝いします。
玉善では愛知県内に常時100棟以上の分譲住宅を販売しておりますので、玉善で注文住宅をご検討されるお客様は、リアルサイズのモデルハウスを多数ご見学いただけます。どんな場所にどんな建物があるのか、下の地域から是非チェックしてみてください!
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