2025.10.16
「リビングで宿題をする子供の、すぐそばで様子を見守ってあげたい」 「料理の合間に、少しだけパソコン作業ができる場所が欲しい」 「家族の気配を感じながらも、集中できる自分だけの空間があったら…」
そんな、現代の家族のささやかで、しかし切実な願いを叶える、新しい間取りのアイデアがあります。それが、キッチンのすぐそばに設える、多目的な「スタディコーナー」です。
個室の書斎ほど大げさではなく、ダイニングテーブルほど生活感に溢れてもいない。この「ちょうどいい」距離感と「おこもり感」が、家族の暮らしに、これまでになかった豊かな時間とコミュニケーションをもたらしてくれます。
今回は、LDKの一角に、家族みんなの「お気に入り」になる、特別なワークスペースを設えた住まいをご紹介します。
このお住まいの特徴は、キッチンのすぐ横に、コンパクトながらも独立したワークスペースが設計されていることです。 この場所の最大の魅力は、なんといっても「キッチンからの見晴らしの良さ」にあります。
夕食の準備をしながら、ダイニングで遊ぶ幼いお子様の様子に気を配る。あるいは、すぐ隣のスタディコーナーで宿題に取り組むお子様に、「頑張ってるね」と声をかけたり、分からない問題を一緒に考えてあげたり。
「リビング学習」の良さである「親子のコミュニケーション」はそのままに、ダイニングテーブルが教材で散らからない、というメリットも生まれます。子供にとっては、親の気配を感じられる安心感の中で、自分の机に向かう習慣が自然と身につく、最高の学びの場となるでしょう。
このスタディコーナーは、ただデスクを置いただけの場所ではありません。人が心地よく「集中」できるよう、細やかなデザイン上の配慮がなされています。
・「おこもり感」を演出する素材と照明 写真をご覧ください。デスク周りの壁には、落ち着いた色合いのアクセントクロスや、石調のパネルを採用。天井も、リビングとは少し趣を変えた木目調やダークな色合いにすることで、LDKの広がりの中にありながらも、「ここは特別な場所」という、心理的な境界線を生み出しています。
デスク上の棚下に仕込まれた、手元を優しく照らす間接照明も、集中力を高めるための重要な工夫。こうした「囲まれている」ような、適度な「おこもり感」が、驚くほど作業に没頭できる環境を創り出してくれるのです。
・家族みんなの、多目的スペースとして もちろん、この場所は子供だけのものではありません。 日中は、お母さんが家計簿をつけたり、趣味の調べ物をする「ミセスカウンター」として。あるいは、お父さんが自宅で仕事をする、快適な「リモートワークスペース」として。夜は、夫婦で語らいながら、明日の計画を立てる場所になるかもしれません。
家族の成長やライフスタイルの変化に合わせて、その役割を柔軟に変えていける。それこそが、この小さな空間が持つ、大きな価値なのです。
「子供が大きくなって、この場所を使わなくなったら、どうなるの?」 そんな心配も、注文住宅の設計なら無用です。
例えば、このスタディコーナーは、将来的に棚を増やして、家族全員の衣類や季節家電を収める「ファミリークローゼット」に転用することもできます。あるいは、食品庫「パントリー」として、キッチン収納を拡張する役割を持たせることも可能です。
家は、建てて終わりではありません。何十年という時間の中で、家族と共に変化し、成長していくもの。だからこそ、私たちは、その時々の暮らしに寄り添える、こうしたフレキシブルな設計をご提案しています。
LDKの一角に設けられた、小さなスタディコーナー。 それは、単なる作業スペースではなく、親子の絆を育み、夫婦の時間を豊かにし、そしてあなた自身の夢中になれる時間を創造する、暮らしのアクセントとなる特別な場所です。
私たち玉善は、お客様一人ひとりの暮らしの物語を想像し、こうした日々の生活に彩りを与える空間づくりを、心掛けています。
玉善では愛知県内に常時100棟以上の分譲住宅を販売しておりますので、玉善で注文住宅をご検討されるお客様は、リアルサイズのモデルハウスを多数ご見学いただけます。どんな場所にどんな建物があるのか、下の地域から是非チェックしてみてください!
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